数十万のスクラッチ開発提案費用をATTAZooで年36,000円に低減
kintone×ATTAZooで提案スピードと顧客満足度の向上を実現
TOMAコンサルタンツグループ様
会社名 | TOMAコンサルタンツグループ株式会社 |
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本社所在地 | 東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館3階 |
設 立 | 1982年12月1日 |
事業内容 | 総合コンサルタントサービス業 |
URL | https://toma.co.jp/ |
TOMAコンサルタンツグループ様は、税務・会計、相続・事業承継、人事・労務、経営・財務・企業再生、
医療・介護関連事業、IT活用・業務改善などの各種コンサルティングを行う総合コンサルタントサービス企業だ。
1000件以上の顧問先や個別相談から蓄積したノウハウを生かし、経験豊富な専門家200名が、
経営に関するあらゆるお悩みごと・お困りごとをワンストップで解決する。
顧客への業務改善コンサルティング、システム導入支援が主なビジネスで、それに伴うシステム開発はパートナー企業へ委託
TOMAコンサルタンツグループのITコンサル部では、顧客への業務改善コンサルティングとシステム導入支援が主なビジネスであり、 それに伴うシステム開発はこれまでパートナー企業に委託していた。より高い改善効果を提供するためには業務のシステム化が必須であるが、 開発費用が数百万円以上かかることもあり、中小企業顧客に提案・導入するには費用的に難しい面があった。 同社のパッケージ製品の取扱いは会計システムがメインであったが、パッケージの範囲外の要望については、どうしてもカスタマイズ費用が かさんでしまう課題があった。こうした事情から、柔軟に対応できるkintoneでの提案へ切り替えていった。
「kintoneと当社のビジネスにシナジーがありました」 と語るのは、TOMAコンサルタンツグループでITコンサルを担当する岩本 慶 氏
「まずは価格です。安価に導入ができるkintoneは、構築にプログラミングの必要がないので、開発の知識が必要ありません。
パッケージソフトだとできることが限られ、お客様の要望に応えられないケースがありますが、kintoneはカスタマイズが容易で費用も
抑えられるため、提案のしやすさに繋がっています」
業務改善コンサルを日々行っていくうちに、以前は顧客からのシステム化課題に対し自社では即時開発を行い
要望に応えるようなことができなかったが、kintone採用後は提案できる幅が広がり、アジャイル的な提案ができるようになったという。
「これまでの提案の流れは
① 業務の見える化
② 業務の標準化
③ 業務のマニュアル化
というように特定業務に対し①~③までしかできていませんでした。しかしkintoneを利用することによって、例えばその他業務でも
①~③のような重複があった場合は、kintoneに集約するなど提案の幅が非常に広がりました。今までは1年から1年半で
コンサル契約が終わっていたのですが、kintone採用後は2年以上継続したコンサルティングを行えるケースも増えてきています」
TOMAコンサルタンツグループでは、提案の第一フェーズで業務の可視化と改善課題の抽出を行い、第二フェーズで業務の
効率化を実現するために業務の標準化、マニュアル化の実行支援を行う。
第二フェーズは顧問契約となり、毎月少しずつ改善を行うため月額契約となるが、kintoneの導入で第二フェーズに繋がりやすくなったという。
「お客様の業務都合もあり、期間どおりに行かないケースが多いので、月次顧問の方がお互いにメリットがあります」
kintoneの課題としては、あまり細かい要望だと応えられないケースが有るという。
「例えばkintoneの標準機能でできない要望があった場合は、運用でカバーしてもらうような提案をしていました。 具体的にはアプリケーションをまたいだルックアップの更新や、ルックアップしたものを編集する、などです」 「例えば標準機能のルックアップでフィールドの絞り込みをしたい場合、ラジオボタンでABCがあり、 Aを選んだときはAに関連するグループを絞り込んで、Bを選んだときはBのグループを絞り込む。 こういったことはkintoneの基本機能ではできません。面倒ですが運用で回避してもらう提案を行っていました」 そのため、要望に対し「標準機能だとこれはできない」と回答することが多かったという。 「お客様から『意外とできないことが多いんだね』、というコメントもあり、私達のようなカスタマイズを 行わない前提の業態では、kintoneの基本機能だけでは提案に限界を感じていました」
JBアドバンスト・テクノロジー(以下JBAT)のATTAZoo+を知ったのは、サイボウズのオフィスで行われたJBAT社の ATTAZoo+リリースイベントに参加したのがきっかけだったという。 「最初の頃は提案のポイントがなかなかわからなかったのですが、ATTAZoo+の提供プラグインが増えたときから だんだんと提案する機会が増えていきました」 「例えば関連レコードの集計では、標準機能であれば集計用アプリを別途用意する必要がありますが、 ATTAZoo+なら集計サポート+のプラグインを使えば実現できます。その他にも、
・絞り込みの時に簡易検索+のプラグインを使えば、手順が減る
・自動採番+のプラグインを使えば手動でやっていた所がなくなる
・入力条件+のプラグインを使ってフィールドを制限する
などの機能が便利です。これまでは上記を実現するために外部に依頼して、高額なスクラッチ開発を提案していたのですが、 ATTAZoo+なら費用を抑えつつ、複数のプラグインを活用した提案ができるため外部に委託するよりも 早く、安く、お客様のやりたいことが実現できるようになりました。結果として、現在では満足度の向上にも繋がっています」
また、最近のTOMAコンサルタンツグループではkintoneの提案の際、ATTAZoo+とセットで提案することが多いのだという。 お客様の要望を満たし、実現可能範囲が広がるため提案しやすいのだという。 「例えばワークフローの電子申請をする場合、ATTAZoo+の入力条件+プラグインを使って、 『Bを選択するとB群のみが表示される』など見やすくなったという感想を頂きました」 その他、顧客マスタに紐づけた案件管理では、kintoneの標準機能だと顧客マスタを変えると管理アプリも変える必要があって 二度手間になっていたが、ルックアップ+のプラグインを利用することで、自動で反映されるようになったという。
「業務システムは複雑だったり、手間がかかると現場では嫌がられ、導入したシステムが定着しにくくなります。 ATTAZoo+のように、現場の人が使っていて使いやすくなるものは我々も提案しやすくなるので助かっています」
今後の展望について、岩本氏は以下のように語ってくれた。 「当社の業務改善コンサルの目標は、お客様自身で業務改善ができる環境を作ることが理想です。 コンサルフェーズが終わって我々が離れたとしても、お客様自身で業務改善を継続できるような仕組みを作ることが重要です。 そのため、kintoneに関してもお客様の社内で運用・メンテナンスできる環境を考え導入支援を行っています。社内にkintone担当者を 設けていただき、その方へkintone操作研修を行うこともあります。kintone構築の際には基本機能で足りないところは、 カスタマイズではなくできるだけプラグインで提案することにより、お客様自身で運用・メンテナンスできる環境を構築することを 心がけています。今後も同様にプラグインを活用していくことで、運用・メンテナンスのしやすいkintoneアプリの構築を行っていきます。」