ＪＢＣＣグループ
2024.06.
【製造業必見】正確で効率的な在庫管理をkintoneで実現！
在庫の欠品や過剰在庫は企業にとってマイナスです。適正在庫を保つことが企業成長につながります。
本記事では、在庫管理が重要視される理由に加えて、kintoneによる在庫管理のメリットやポイント、プラグインなどをご紹介します。ぜひ、ご覧ください。
- 目次
欠品はもちろんですが過剰在庫を抱えてしまうと無駄なコストが増えて経営に響いてしまうため、細かな在庫管理を徹底して適正在庫を保つ必要があります。
しかし在庫管理には課題が多く、企業によっては自社に最適なシステムやビジネスツール、ソフトウェアを導入できていないケースも少なくないでしょう。
近年、業務改善に役立つアプリの開発ができるとして多くの企業に選ばれているのが「kintone（キントーン）」です。在庫管理にも役立つため、製造・販売業の方にもおすすめといえます。
今回は、在庫管理が重要視される理由に加えて、kintoneを活用した在庫管理の方法やポイントなどもご紹介します。
ぜひ、最後までご一読ください。なお、kintoneは在庫管理の他にもさまざまな業務の効率化を目指すことができます。
下記もぜひ合わせてご覧ください。
kintoneとは？できることや導入に向いている企業や業界を紹介
kintoneの概要や導入メリット、利用例、使い方などを解説します。kintoneの導入に向いている企業の特徴についてもご紹介しますので、ぜひご参考にしてください。
kintoneで請求書を作成する方法を解説！プラグインから管理方法まで紹介
kintoneの請求書管理アプリ（以下、請求書アプリ）がどんな悩みにアプローチできるのかを解説するとともに、請求書アプリを作成する上で欠かせない3つのアプリ、請求書アプリ作成時のポイントなどをご紹介します。kintoneプラグインについても触れていますので、ぜひご参考にしてください。
在庫管理が重要視される理由
在庫管理がなぜ必要なのか、また適正在庫を保つことがなぜ大切なのかなど、在庫管理の基本について解説しますので、
ぜひご参考にしてください。
業務の効率化と生産率の向上
どの製品がどれくらいあるのか、どこに保管されているのかを明確にできるため、在庫探しの手間と時間を大幅に短縮できて在庫管理担当者の負担を軽減できます。
また、納品リソースを短縮したり、人件費や残業代などの経費を削減したりすることにもつながるでしょう。
過剰在庫をなくせる
これにより商品の欠品を防ぐ他、不必要な発注によって過剰在庫を抱えるリスクを軽減することも可能です。
キャッシュフローの改善
またいつまでも現金化できない在庫は管理や維持にコストがかかりますし、急に何らかの支払いがあったときに手持ちの現金で対応ができずに経営悪化を招くこともあるでしょう。適正在庫を保ち、キャッシュフロー（事業におけるお金の流れ）を正常にするためにも在庫管理は重要な役割を持ちます。
欠品や廃棄ロスを減らせる
欠品させたくないからと必要以上に在庫を抱えるのは悪手ですが、在庫管理が正常に行われていれば発注すべきタイミングが予測できるため、欠品リスクを抑えたまま常に適正在庫数をキープできます。
廃棄ロスに関しても同様です。また近年は世界的にSDGsへの取り組みが盛んなので、廃棄ロスを防ぐ＝企業の信頼や価値を高めることにもつながります。
品質の安定
逆に在庫管理を徹底していれば品質の安定につながるため、質の良い製品の製造・販売により企業の信頼度アップなども目指せるでしょう。
管理費や減価償却費などコストの削減
例えば、在庫を保管しておく倉庫には一定のコスト（家賃・減価償却費など）がかかりますが、過剰在庫を抱えてしまうとその分より高い費用を支払うことになります。
つまり、適正在庫に保つことは必要以上にコストをかけない最適な方法といえるのです。
需要の予測と仕入れミスが減らせる
仕入れすべき材料や備品などもすぐに確認できるため、仕入れミスを減らすことが可能です。
kintoneで在庫管理をする4つのメリット
リアルタイムで在庫が把握できる
またkintoneはマルチデバイス対応なので、オフィスのパソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットからでも操作・確認が可能です。
ケアレスミスやヒューマンエラーが防げる
kintoneなら在庫データをシステム上で入力・管理できる他、計算ミスの発生を抑制できるため、在庫管理にかかる手間や時間を大幅に削減できます。
発注漏れが防げる
適切なタイミングで発注をかけられるので、欠品による販売機会の損失を防ぐことができます。
コミュニケーションコストの削減
連絡や返信待ちなどの時間や労力を削減できるため、コミュニケーションコストの削減にも役立つでしょう。
kintoneで在庫管理をする方法
サンプルアプリの活用
これらのサンプルアプリは「kintone内のアプリストア」または「サンプルアプリページ」から確認・登録できます。
| 商品マスタアプリ | 商品情報のデータベースとなるアプリ。 商品登録の後、商品名や単価・原価などの情報と紐付けます。 |
| 在庫管理アプリ | 商品の棚卸し・在庫管理を行います。 棚卸日、商品のルックアップフィールド（別アプリの情報を取得するフィールド）、棚卸時の数量・単価のフィールドを作成します。各アプリの情報はプラグインの設定により自動集約が可能です。 |
| 発注管理アプリ | 商品入庫の登録・管理を行います。 入庫商品名、仕入先、数量・単価、入出日など商品詳細の項目を作成し、在庫管理アプリに情報を反映させます。 |
| 受発注管理アプリ | 商品出庫の登録・管理を行います。 出庫商品名、受注先、数量・単価、出庫予定日、出庫日など商品詳細の項目を作成し、在庫管理アプリに情報を反映させます。 |
プラグインの活用
kintoneのプラグインって何？kintoneをより有効的に活用するためには？
kintone（キントーン）においてプラグインを導入するメリットや注意点、導入時に陥りがちなワナなどについてご紹介します。kintoneの導入を検討している方はもちろん、すでに導入している方も、ぜひご覧ください。
kintoneで在庫管理を行う際のポイント
情報を明確にする
こうした情報をまとめておけば在庫の品質管理にも役立ちます。
※いつ（入庫日／出庫日）、何が（商品名／商品コード）、どれくらい（数量）
在庫プロセスの把握
商品の入庫数、出庫数、保管数はきちんと細かく記録しましょう。
在庫の場所を明確化
商品が多くなるほど倉庫から探すのに時間がかかります。きちんと在庫の場所を記載しておけば、いざ必要になったときも作業がスムーズに進むでしょう。
何がどこにあるのか、どこからどこへ移動したのかなど、細かな移動も丁寧に記録することでより詳細で正しい在庫管理が行えます。
kintoneのよくある導入失敗に注意
こちらでは、kintone導入における失敗例をご紹介します。
kintoneは作成に入ってしまうとなかなか改修ができない
しかし、実際に運用をはじめると戸惑いが多く、忙しさなどから改修作業が進まないということもあります。
自社に専門知識を持つ人がいないなら、慣れないうちはベンダーによる伴走サポートはどうしても必要になると心得ましょう。
kintoneへの入力でミスが生じてしまう
一つのミスにより在庫管理の数字がズレることもあるため、入力したらダブルチェックを設ける、転記作業をデジタル化できるツールを導入するなどの対策が必要です。なお、ＪＢアドバンスト・テクノロジー株式会社（ＪＢＡＴ）ではkintoneプラグイン「ATTAZoo AI OCR」を提供しています。AI OCR（人工知能搭載の光学文字認識機能）によりフォーマットの異なるさまざまな帳票の転記作業が可能です。
他にもkintoneプラグインを提供していますので、そちらは次項にてご紹介します。
ペーパーレス化の方法は意外と多い？9種類の具体施策とおすすめのシステムを紹介
ペーパーレス化はどの企業もいずれ向き合わなくてはならない課題です。なるべく早く実現に向けて動き出す必要があります。そこで今回は、ペーパーレス化の具体的な施策と、ペーパーレス化をサポートするおすすめのシステムについてご紹介します。
kintone導入後も入力ミスを防ぐプラグインATTAZoo ＋
他にもさまざまな機能を搭載しているので業務課題ごとにアプローチが可能です。
ぜひ下記からチェックしてみてください。
情報システム部門でkintone（キントーン）を利用する際の悩みを、プラグイン「ATTAZoo+」で解決！
当ブログはサイボウズ社のkintoneを使ってみたい、使い始めた、という方向けにお役立ちする情報を連載していきます。今回のテーマは、"情報システム業務でのkintone活用法"です！具体的なシーンを挙げながらご紹介していくので是非ご覧ください。
まとめ
欠品による販売機会のロスを減らすのはもちろん、過剰在庫によるコスト高にも注意を払い、常に無駄のない在庫管理を心掛けることが大切です。在庫管理をサポートするシステムやツールは多種多様です。自社の在庫管理の課題を明確にし、それに適したシステムやツール、ソフトウェアの導入を決定しましょう。
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