社内外にある複数のシステム間において、データをやりとりしたいとお考えの方は少なくないでしょう。さまざまな業務システム・データを連携する方法には「CSV」と「API」がありますが、それぞれに異なる特徴があります。
今回は、CSV連携とは何か、API連携とは何が違うのか、CSV連携のメリット・デメリット、CSV連携の課題を解決する方法などについてご紹介します。
- 目次
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CSV連携とは
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CSVで連携するメリット
- 人為的なミスが減り業務の負担が減る
- 一括でのデータ更新が可能
- CSVのであれば連携可能
- エクセルを使えれば誰でも加工ができる
- コストがかからない
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CSV連携におけるデメリット
- 自動化することが難しい
- 手作業が増える
- システムのデータ情報が正確でない可能性
- 大きいデータを持つCSVは加工が困難
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CSV連携の手順
- CSVインポートが可能か確認
- CSVをエクスポート
- フォーマットへの変換作業
- 連携先にCSVインポート
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CSV連携の課題を解決する方法
- パッケージやクラウドサービスを利用する
- システムを開発する
- エクセルで対応する
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データ連携ツール「Qanat 2.0」の導入事例
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まとめ
CSV連携とは
CSVは「Comma Separated Values」の略語であり、「カンマ(,)で区切られたデータ・値」という意味を持つテキストデータ形式の一つ。シンプルで軽量、さらに互換性が高いため、CSVファイルをダウンロードし、他プロダクトにアップロードすれば、さまざまなソフトウェアでデータの閲覧・編集が可能です。ただし、ダウンロードとアップロードは手作業で行う必要があります。
一方、API(Application Programming Interface)はソフトウェア・アプリケーション同士をつなぐインターフェースであり、既存システムと外部システムの連携が簡単に行えます。複数のシステム間にてデータのやりとりを自動で行えるため、業務効率が高まります。
CSVで連携するメリット
CSV連携には、下記のようなメリットがあります。
人為的なミスが減り業務の負担が減る
複数のシステムのデータを入力してまとめる際、手入力だとヒューマンエラーが起きる可能性があります。
仮にダブルチェック体制を組んだとしても、チェックする側もミスをするかもしれません。
また、ダブルチェックによる作業工数の増加、人件費の拡大など、新たな課題が浮上するでしょう。
CSV連携はファイルのアップロードとダウンロードは手作業ですが、人力による入力よりは作業の負担を減らすことが可能です。
一括でのデータ更新が可能
CSV連携では、データ更新を一括で行えます。
ツールの利用等でデータをある程度まとめて編集・加工することができるため、手作業で更新するよりもスピーディーに作業を進められます。
もちろん、ヒューマンエラーの発生リスクも軽減できます。
CSVであれば連携可能
CSVは多くのソフトウェアやツールに対応しています。
そのため、CSVに変換することで互換性のないソフトウェアやツール同士でもデータが連携でき、使い慣れているツールで業務を進めることが可能です。
エクセルを使えれば誰でも加工ができる
CSVファイルはエクセルで開くことができます。
データの一括編集や登録情報の更新など、エクセルを使える方であれば誰でもデータの編集・加工がスムーズに行うことが可能です。
コストがかからない
さまざまなシステムと連携するために、あらゆるソリューション・ツールを導入するのはコストがかかります。
しかし、CSV連携ならアップロード・インポートを行うことで、さまざまなソフトウェアでデータの閲覧・編集ができます。これにより、コストを削減できます。
CSV連携におけるデメリット
CSV連携には、下記のようなデメリットもあります。
自動化することが難しい
CSV連携を行うためにはデータの準備やインポート、チェックなど人が行うべき作業がいくつかあります。
また、データを連携したいSaaS同士のフォーマットが異なることは多いため、場合によってはエクセルなどでデータを編集・加工しなくてはならないでしょう。
手作業が増える
先でも述べたように、CSV連携では人が行うべき作業があります。
扱うデータ量が多いとそれだけ手作業も増えるため、
CSV連携の活用方法によっては作業工数が増えてしまうことが予想されます。CSV連携以外にも目を向けながら、自社のデータ連携に向いているツールを探すことも大切です。
システムのデータ情報が正確でない可能性
そもそも、システムのデータ情報が正確ではない可能性もあります。
例えば、経費精算の数値が間違っていると不必要な金額の振込を招きますし、メール配信システムの情報が誤っていると誤送信につながったり、最悪の場合個人情報の漏えいを招いたりと、社会的信用を失う恐れもあるのです。
データの精度が低いと、ダウンロードしたCSVファイル自体も意味のないものになってしまうため、システムのデータ情報の精査・鮮度の確認は必須といえます。
大きいデータを持つCSVは加工が困難
CSVファイルの容量が大きいと、データ編集・加工が困難になります。
例えば、エクセルでそのまま開くとフリーズしたり、文字化けしたり、一部の内容が消えたりすることもあります。
重要なデータを失わないためにも、容量の大きいCSVファイルを扱う際は注意しましょう。
CSV連携の手順
こちらでは、CSV連携の手順について解説します。
CSVインポートが可能か確認
まずは、データを連携したい各システムがCSVエクスポート・インポートに対応しているかどうかを確認しましょう。
仮にCSVファイルを扱えなくても、エクセルやテキスト形式で出力できれば、あとでCSVに変換することが可能です。
CSVによるエクスポート、またはエクセルやテキスト形式による出力ができない場合は、CSV連携はできないため注意しましょう。
CSVをエクスポート
エクスポートの可否が確認できたら、データの連携元であるシステムからCSVをエクスポートします。
フォーマットへの変換作業
無事にエクスポートが完了したら、連携先となるシステムのフォーマットに手作業で変換します。
エクセルなどを使って作業を行ったら、再度CSVへ変換してデータを保存します。
連携先にCSVインポート
フォーマット変換したCSVを連携先のシステムにインポートします。
問題なくインポートが完了しているかを確認したら、CSV連携は完了です。
CSV連携の課題を解決する方法
「データ連携はしたいけどCSV連携の課題が気になる」という方は、下記の方法を試してみてはいかがでしょうか。
パッケージやクラウドサービスを利用する
CSVによるデータ連携をサポートするパッケージやクラウドサービスを導入する、というのも一つの方法です。
ツールの扱いやすさはもちろん、サポート体制がきちんとしているベンダーを選ぶことで、CSV連携の課題をグッと減らすことができるでしょう。
システムを開発する
データ連携システムを自社で開発する、または外部に開発を依頼するという方法もあります。
ただし、システム開発にはコストがかかる他、運用までに期間を有するため、できるだけ早くCSV連携の課題を解決したいという場合には不向きでしょう。
エクセルで対応する
CSVのデータ量が多くなければ、できる限りエクセルで対応するというのもありでしょう。
ただし、エクセルを開いた際に数値が変わるなどのエラーが発生するリスクはあります。
正しい手順でデータを開けるように、またヒューマンエラーの発生リスクを抑えるために、作業を細かくマニュアル化するようにしましょう。
データ連携ツール「Qanat 2.0」の導入事例
JBアドバンスト・テクノロジー株式会社が提供する「Qanat2.0」は、個別開発不要のデータ連携ツール。
データベースの出入力を短期間で構築できる他、CSVの入出力や、CSVと他データとの連携もスムーズに行えます。
複数のシステム間のデータを抽出・加工・変換・連携でき、また基幹システムとクラウドのデータも連携できるため、データを有効活用しながら企業全体の業務効率化を目指せます。
また、ドラッグ&ドロップで連携できる直感的な操作性も魅力の一つ。
データ連携ツールを初めて導入するという企業さまにもおすすめです。
まとめ
あらゆるシステムに散らばるデータは、企業の重要な資産です。システム連携・データ連携を行い、いつでも必要なときに活用できるように整えておくことが大切です。
Qanat2.0なら国内の主要サービスと連携可能。クラウドでも、オンプレミスでも問題なく接続できるので業務効率を高められます。また、開発時間やコストを削減しながらデータ連携が行えるため、「データ連携はしたいけど、コストがかかりすぎる」「専門的な知識がないため自社で開発できない」という方にもおすすめです。
データ連携でお困りの方や、Qanat 2.0について詳しく知りたいという方は、ぜひJBアドバンスト・テクノロジー株式会社にご相談ください。
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他のシステムへ柔軟につなぐデータ連携ツールです
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